Farewell「くるみ割り人形」あらすじ

クリスマス・イブの夜。クララの家では盛大なパーティーが行われています。

名付け親のドロッセルマイヤーから素敵なくるみ割り人形をプレゼントされ、クララは大喜び。

みんなが寝静まった頃、もう一度人形を見るため居間に戻ったクララに、ネズミの王様が襲いかかります。気が付くと不思議なことに、クリスマスツリーが、どんどん大きくなったと思ったら、クララがお人形のように小さくなっていたのでした。

居間の人形たちが兵隊となり、ネズミからクララを守ろうと戦います。隊長は、あのくるみ割り人形です。ネズミの軍勢に襲われるくるみ割り人形を、クララが投げたスリッパが救い、ネズミたちは退散。力尽きたくるみ割り人形が倒れると、どこからともなく現れたドロッセルマイヤーが、くるみ割り人形を王子に変身させ、クララと二人でお菓子の国へと旅立ちます。


お菓子の国に入った途端、クララはキラキラ輝く金平糖の妖精に姿を変えます。たくさんのお菓子の精たちが踊り、この国の王と女王として祝福されるクララとくるみ割り王子。

華やかなパーティーが終わると、次第にお菓子の国も消え、ドロッセルマイヤーが優しく微笑むかたわらで、クララは目を覚まします。その腕には、くるみ割り人形がしっかりと抱かれていたのでした。