【指揮】磯部省吾
1979年、愛知教育大学卒業。1984年、桐朋学園修了。1985年、東京バレエ団「くるみ割り人形」を指揮してデビュー後、日本バレエ協会、牧阿佐美バレエ団、松山バレエ団等で指揮、2005年、Kバレエカンパニー初代音楽監督も務めた。オペラでは、1990年、「三つのオレンジの恋」公演でデビュー。全国各地のオーケストラで客演。現在、昭和音楽大学非常勤講師、日本指揮者協会会員。

【演奏】カンマーフィルハーモニー札幌

2014年11月、前身となる小さなオーケストラを編成し札幌市立新琴似緑小学校の開校35周年記念行事において音教演奏を行う。同12月、代表の吉川他3名により「カンマーフィルハーモニー札幌」を設立し翌年2015年7月には旗揚げ公演となる第1回演奏会を開催。以降7名からなる事務局を置き、世界的ヴァイオリニスト成田達輝氏やリヨン国立オペラに長年勤めたチェロ奏者 津留崎直紀氏をはじめ札幌で演奏活動を行う奏者たちをソリストに迎えた自主公演を精力的に開催し好評を得ている。また、毎年磯部省吾氏を指揮に迎えるバレエ公演も当団の重要な取り組みの一つとなっており、「札幌のピットにはカンマー。聴く度にグレードアップしていていつも感動して聴いている」（『さっぽろ劇場ジャーナル』編集長 多田圭介氏）と高評価をいただいている。

HBC少年少女合唱団について

HBC北海道放送は、1957年春、北海道の文化に貢献できる優秀な合唱団の育成を目指し、小学生17名による「HBC児童合唱団」を設立。1965年11月、新たに中学生を含めた「HBC少年少女合唱団」を創設し、2年後の1967年10月に第1回の定期演奏会を開催。その実力は道内に限らず国内外で高く評価され、2000年と2012年には、札幌市民芸術祭で大賞を受賞し、2013年の第2回フィレンツェ国際合唱フェスティバルでは最優秀賞（金のダビデ賞）を受賞。また、北海道合唱コンクールでは2013年から連続で金賞を受賞し、北海道代表として毎年、全日本合唱コンクールに参加。これらの活動の成果から、2015年度には札幌市から札幌芸術賞、2018年、第71回日本合唱コンクール全国大会で悲願の「金賞」を受賞。2023年には全日本合唱コンクール全国大会「大学職場一般部門/同声合唱の部」では、10大会連続で北海道代表出場を果たしている。